ストレッチ ~順番・すすめ方~

もともと体が硬く、ストレッチが好きではない私。「リハビリをせねば!」と自分に言い聞かせてストレッチを続けています。

まずは、静的他動的なストレッチをキチンとし、他動的関節可動域をしっかり確保したい。しかし余計なところに力が入りリラックスが出来ない。おかげで肩や頚が凝ってしまいます。やっぱりパーソナルストレッチが受けたい!時々、チェーン店のリラクゼーションサロンに行きます。そこにストレッチをしてくれるセラピストさんがいて、ハムと内転筋だけなのですが伸ばしてくれます。やっぱりやってもらうのと自分でやるのでは「天地雲泥」「雲泥の差」。余計な力が入らず気持ちよく伸びます。本当にパーソナルストレッチの重要性を身をもって実感しています。

 

ストレッチをするにあたり、前回に続きちょっと復習!

「やっていることは出来るけどやっていない事は出来ない。」レーニングの原則の中に、SAIDの原則というものがあります。

ストレッチも他動的ストレッチで確保した可動域は他動的にしか使えないので、自動的に使いたければ自動的ストレッチをやる必要があります。

歩いたり走ったり、座ったり立ち上がったり、まずは日常の動きから改善したい。ゆくゆくは運動動作まで発展。「動作・動き」なのでやっぱり静的ストレッチから動的ストレッチに発展させる必要があります。やはり最終的には動的自動的!ダイナミックストレッチ

 

ストレッチのすすめ方・順番ですが、色々な考え方があるので自分にあったすすめ方をされると良いと思います。私はFNC理論・FNC的考え方で行っています。怪我が少なく、体の負担を少なくストレッチできます。

硬いものを伸ばすには力が必要、柔らかいものを伸ばす方が力を使いません。硬いものを無理に伸ばしたら切れる事もあります。筋肉もそうです。無理に伸ばしたら危ない、切れてしまうかも。ですので他動的ストレッチでしっかり緩み「パー」を作る必要があります。すると自動的ストレッチでの「グー」が作りやすくなります。

しっかり拮抗筋をストレッチして伸ばしておくと主動筋が縮みやすくなる!

 

最終的にたどり着きたい「動的自動的ストレッチ」も、まずはしっかり「グーとパー」の関係を整えて次に伸張反射。という順番ですすめていきます。日常動作をスムーズにさせるには伸張反射は必須です。

筋肉は急激に過剰に伸ばされるとビックリする力で元の状態に戻そうとします。反動をつけて行うストレッチはこの伸張反射を利用しているものが多いです。伸張反射で急激に筋肉が縮まると素早い動きができます。素早い動きだけでなく日常動作も楽にスムーズにできます。日常動作は往復運動が多いのでもう一つ「自動性抑制」。これもとても重要になってきます。

 「自動性抑制」とは筋肉は縮んだあと伸びやすくなる!というものです。

PNFストレッチコントラクトリラックス・ホールドリラックスは、この自動性抑制を上手に利用したテクニックです。

 

まだまだリハビリは静的ストレッチの段階。時間がタップリとあるのでストレッチについて改めて考えていきたいと思います。