やらずに後悔

フッと思い出した友人の事が気になり連絡をしました。

彼は小さなときから絵が上手な幼馴染。

絵や絵本、服作りを生業にするアーティストさんです。

子供の頃の私達は蝋石やチョークで道路に絵を描いてよく遊んでいました。

中学では同じクラスになることもなく色々な環境の変化で遊んだり話しをすことも無くなりお互い近況を知らないまま、もしかしたら存在すら忘れたまま大人になっていきました。

数年前、友人と飲みに行った居酒屋で同級生がクラス会をしており、クラス会に出席していた彼と久しぶりに再会をしました。一目見て全く変わっていない彼を見かけ、一気に子供の頃に戻り「マーちゃん!」と声をかけていました。

周りは「マーちゃん?」「誰?」のような反応でしたが私が知る彼は幼少の頃の絵が上手い「マーちゃん」でした。

正直、話をするのは小学生の低学年以来。物静かだけど話し出すと結構話せる、昔と変わらず。私は同じクラスではないので日を改め会うことになり、その時から時々連絡を取り合うようになりました。

最近知ったのですが彼とは共通の友人がおり、お互いその子の事・その子の家族の事が気になっているのに連絡が出来ないまま「凄く会いたい」という希望を持っています。

 

彼には今人生最大のピンチが訪づれていて、それを乗り切るために決心をしたそうです。メチャメチャ葛藤があったと思います。

彼の話を聞き自分に置き換えることができ、今自分がおかれている環境、今後の事など改めて見つめなおす良いタイミングなのかも知れないと思いました。

以前、母が肝臓癌で入退院を繰り返す伯父(母の兄)の世話のために伯父の家と自宅を行き来していました。母の姿を見て、母を助けなくてはいけない、仕事を辞め手伝おうと思ったことがあります。母は若いころから膠原病を患っており自分の身体もキツイはずなのに3か月くらい伯父の世話に行き数週間自宅に居られてたかと思うとまたお世話に行く生活を何年もしていました。今でもあの時、私が伯父の世話を変わるべきだったと後悔をしています。

その時から後悔しないように出来る事はして行こうとは思っていますが、なかなか自分の事となると、更に新しい事を始めるとなると勇気がいるしチョッと誰かに背中を押してもらいたいときもあります。

今回考える切っ掛けをもらえたタイミングで何か変化を起こせたら良いけど今回も考えるだけになってしまうかもしれない。やらず後悔ならやって後悔する方がいいのかな。

私の友達「マーちゃん」も譲れないところは譲らず、納得のいく選択ができるといいと思います。