トレーナーになるまでの道のり⑪
通常業務の「マンツーマンの指導」に加え
有料の「プライベートレッスン」を受け持つことができるようになり
お客様の体に触る、手を加えるストレッチがどんどん増えていきます。
「腰が痛い」「首が痛い」というお客様のストレッチを担当するたび
まだまだ知識も経験も少ない私がお客様の役にたてるのだろうか。
そもそも何の資格もないのに人の体に触っても良いのだろうか。
と、少しずつ不安な気持ちになっていきました。
そんな気持ちのまま仕事を続け「人の体に触れる資格を取りたい!」「学校に行こう」と思うようになります。
しかし、何を学べば良いのか見当もつかず、学校を探すにあたり何人かの先輩、上司に相談をします。
以前、野球チームのトレーナーをしているという方が鍼灸師だったことを思い出し鍼灸の学校に行こうと考えますが、、、。諸事情もあり「カイロプラクティック」の学校に行くことになります。
以前勤めていたスポーツクラブの上司に相談した時に
「自分がやりたいことは動かさない状態でアプローチをしていきたいのか
関節を動かしてアプローチをしたいのか、、、」みたいな話をされ
「カイロプラクティックは関節を動かす、、ほかの施術・治療より運動に近いのかも」と思い、だんだんカイロプラクティックに心が動いていきます。
さらに、トレーナーの目標とする先生にもご相談に行きました。
この先生、トレーニングの第一人者、現在もコンディショニングのセッション、育成講座などで大忙しの大先生。当時から色々な事をご存じで爪の垢を煎じて飲ませていただきたいくらい凄い先生でした。そんな先生から
「カイロプラクティック、いいんじゃないですか?私もチョッと習ってみたいですよ」
といわれカイロプラクティックの学校に決定。
翌年の4月からは仕事と勉強の両立
9時30分から17時30分までフィットネスクラブに勤務
18時から21時までカイロプラクティックの学校で授業
と言うハードな時間を2年間おくることになります。
さて数年後、、、、
先ほどの大先生は私と同じカイロプラクティックの学校、夜間部に入学。まさかの出来事でした。そのお陰で、今まで私の周りで「カイロプラクティックなんて、、、」と言っていた先輩も「カイロプラクティック」への偏見が無くなっていきました。