トレーナーになるまでの道のり⑮

カイロプラクティックの学校を卒業し

仕事と「FNC理論」の講習会・セミナーのお手伝いをする生活になりました。

 

そんな頃、

勤めていたフィットネスクラブが事業閉鎖することになります。

約10年勤めたクラブ。1、2年で辞めるだろうな、、、と思っていましたが

辞めるタイミングを逃し長く勤めあげてしまいました。

あの時、違う選択をしていたらどうなっていたのだろう、、、、。

と思う大きな岐路も何度かありました。

 

思い起こせば、勇気が無くて行動できなかったことが沢山ありすぎます。

 

そう言えば、以前勤めていたクラブは倒産で職を失ったので

就職活動をし、このクラブに入りました。

当時は求人誌が沢山あって、私は「とらばーゆ」という雑誌で

10月オープニン、オープニングスタッフ募集

と言うキャッチフレーズに惹かれ、電話を掛け履歴書を送りました。

スーツを買い、就職試験に挑んだ暑い8月でした。

オープニングスタッフで入社したGYMの同期、

6人中4人は勤めていたクラブが倒産しこのクラブにきていました。

 同じような時期に多くのクラブが閉鎖していたようです。

 

まさか、このクラブでも閉鎖に携わることになるとは夢にも思いませんでした。

それも、オープニングで入社しているので

ゆりかごから墓場まで、、、みたいな感じです。

一番下で入ったのに最後は一番上になっていました。

色々なものを片付けて、閉めていく作業をする事は悲しかったですが、

自分の手で終わりにする事ができ感謝もしています。

 

10年の間たくさんの新入社員を迎え、たくさんの派遣スタッフに助けられ

色々な事情で退職する人を見送り、歓迎会・送別会にたくさん参加しました。

思い起こせば、このクラブで一緒に働いた先輩方から、

仕事も私生活も多くの事を学ばせて頂きました。

今の私は、ここで出会った先輩方に育ててもらい出来上がっていると思います。

 

突然ですが、仕事をすすめて行く上で

「根回し」と「お伺い」は重要だと思っています。 

先輩方と仕事をする中、これができればスムーズに物事が

すすんでいくと実感していました。

これって、考えたら「報告・連絡・相談」みたいな事ですよね。

 

沢山の事を学んだこのクラブ「根回し」と「お伺い」が出来る私に育ててもらいました。

 

どんなに年をとっても「根回し」と「お伺い」ができる自分でいたいです。